「…なんか隆太と抱き合ってるみたいでヤなんだけど…」
必然的に隆太の肩に腕を回したソラがボソリと呟いた。
「…俺も男に抱き付かれる趣味はないよ?」
「…」
少しの沈黙の後、私達4人は体を寄せ合ったままいっせいに笑い出した。
「有難う。ソラ、真由子、隆太」
私は涙が出る程、笑いながらやっと声を言葉にした。
「私、今日の事、絶対忘れないから」
私から離れるつもりはないらしい3人が団子になったまま柔らかく笑った。
「私も忘れないよ」
真由子の抱きしめる力が少し強くなった。
例にならって隆太の腕にも力が入り、ソラはまたギャンギャンと騒いだ。
私はソラと真由子と隆太に祝ってもらった17歳の誕生日を忘れない。
もちろん、ソラのくれた来年の約束も忘れないでおこうと思った。
必然的に隆太の肩に腕を回したソラがボソリと呟いた。
「…俺も男に抱き付かれる趣味はないよ?」
「…」
少しの沈黙の後、私達4人は体を寄せ合ったままいっせいに笑い出した。
「有難う。ソラ、真由子、隆太」
私は涙が出る程、笑いながらやっと声を言葉にした。
「私、今日の事、絶対忘れないから」
私から離れるつもりはないらしい3人が団子になったまま柔らかく笑った。
「私も忘れないよ」
真由子の抱きしめる力が少し強くなった。
例にならって隆太の腕にも力が入り、ソラはまたギャンギャンと騒いだ。
私はソラと真由子と隆太に祝ってもらった17歳の誕生日を忘れない。
もちろん、ソラのくれた来年の約束も忘れないでおこうと思った。

