「で、なんでまだソラが居るワケ?部活は?」
落ち着きを取り戻した俺は、ここに居た本来の目的を頭の片隅に思い出した。
「そうだ、サキに話しあるから待ってたんだよ」
サキは特に急ぐ用事があるわけではないらしく何?と話しを聞く為に席についた。
「来月、ウチの部、練習試合があるんだけどヘルプでサキに出て欲しいって女バスの部長に頼まれ…」
「断る」
例によって例の如く俺の言葉を聞き終わらないうちにサキは言い切った。
「頼むって。今回だけで良いからさ。新入生も入って来て最初の試合だから絶対、勝ちたいみたいなんだよ」
断られるのは百も承知だ。
けれど今のサキなら俺が言えば聞いてくれるかもしれないと俺は淡い期待を持っていた。
「嫌だってば。真由子に助けてもらえば?」
サキは明らかに不機嫌な顔をした。
「真由子ぉ…」
「う~ん、ごめん。知ってるでしょ?私1人じゃ力不足なんだよね。美咲がやるなら一緒に出ても良いけど…」
すがるような目をしたところで真由子の答えは美咲次第だった。
落ち着きを取り戻した俺は、ここに居た本来の目的を頭の片隅に思い出した。
「そうだ、サキに話しあるから待ってたんだよ」
サキは特に急ぐ用事があるわけではないらしく何?と話しを聞く為に席についた。
「来月、ウチの部、練習試合があるんだけどヘルプでサキに出て欲しいって女バスの部長に頼まれ…」
「断る」
例によって例の如く俺の言葉を聞き終わらないうちにサキは言い切った。
「頼むって。今回だけで良いからさ。新入生も入って来て最初の試合だから絶対、勝ちたいみたいなんだよ」
断られるのは百も承知だ。
けれど今のサキなら俺が言えば聞いてくれるかもしれないと俺は淡い期待を持っていた。
「嫌だってば。真由子に助けてもらえば?」
サキは明らかに不機嫌な顔をした。
「真由子ぉ…」
「う~ん、ごめん。知ってるでしょ?私1人じゃ力不足なんだよね。美咲がやるなら一緒に出ても良いけど…」
すがるような目をしたところで真由子の答えは美咲次第だった。

