「じゃーなー」 「うん、ありがとね」 「なにが?」 「送ってくれて、ありがとね」 「…どーいたしまして」 そう言った翔の顔は、少し赤かった ガチャッ 「ただいまー」 「あら、おかえり」 「うん、ただいま」 あたしは、2階の自分の部屋に向かった