「へぇー。ってか、翔はやめたの?」

「翔兄ちゃんは、お姉ちゃん一筋って感じで、振り向いてくれないからやめましたー」

「よしっ」

小さくガッツポーズをしながら、小さい声で翔が言った

「っていうことで、いまからデートに行ってきまーす」

すごい勢いで、二人は出ていった

「い、行ってらっしゃい…」