あたしは、帰ろうとしている彰兄ちゃんに抱き着いた 「ちゃんと…帰ってきてよね」 「あぁ、ちゃんと帰ってくるよ」 彰兄ちゃんは、あたしの頭をそっと撫でてくれた 「んじゃ…行ってらっしゃい…」 「最後ぐらい笑ってよ?」 「…行ってらっしゃい!!」 あたしは彰兄ちゃんを、最高の笑顔で見送った