「ミーツキっ♪」 机に突っ伏してた頭を ぽんっと軽く叩かれて アタシは顔を上げた。 「ユマぁ」 茶髪、ショートボブ。 アメショの子猫みたいな女の子がニヤニヤしながらアタシを覗き込む。 「タツからメール来たよぉ。ミツキを怒らせちゃったって。かなり凹んでたみたい(笑)」 タツ、って言うのは 昨日の『首筋キス事件』の加害者。 アタシと付き合うためにユマにずっと相談してたらしい。