オオカミなんか 怖くないっ!!



「なぁにぃぃぃ(怒)

タツもホナミも最低!!
許せねぇっっ(爆)

しかも、タツっ!!!!
オンナに手ぇ上げるなんて信じらんないっ」




やっと話し終わったアタシの前で

ユマはキレてた。



アタシは

遠く、グランドの向こうを見つめながら
小さくつぶやいた。


「や、結局は殴られなかったし。
もとはと言えば
アタシも調子に乗ってたんだしさ…」


アタシは何だか申し訳なくって
ユマの顔が見れない。




ウソ…
ついちゃった………。


タツの部屋を飛び出した原因。


軽く扱われてムカついたからって言っちゃった。

怖かったから、って
言えなかった。



紺野に対して感じた
甘苦しい感覚のことも
言わなかった。


言えなかった……。