「カワノさぁーん」 遥か遠くから 紺野の声が聞こえたような気がしたけど アタシはかまわず 教室に向かって 走った。 恥ずかしくて 恥ずかしくて 何だか、悔しくて。 何が恥ずかしいのか 何が悔しいのか 分かんないけど 走った。 ものすごく ドキドキして 嬉しくなったあと いきなり ナラクの底に 突き落とされちゃったような アタシの『気持ち』が アタシとは関係のないところで 上がったり 落ちたり。