ああ………………。


そうだった。




今、上がった名前のヤツら

みんな、すぐヤル男で
ざっぱざっぱ切り捨ててきたのだった。



アタシは
気を抜くとまた
遠い目になりそうなのを必死でこらえて



「ユマのせいじゃないよぉ。
まあ、言うなればアタシの理想が高いってヤツ?顔良くても、Hヘタだったりしたら付き合う気失せるんだよねぇ」



アタシは
オトナの女を気取って
ふふん、と鼻で笑ってみせた。



ユマは
ほぅっと、まぶしいモノでも見るかのように
アタシへ憧れの視線をぶつけてきた。