「それは侠にやる気がないからでしょ〜?」

とあたしは少し嫌みっぽくいう。

「だって俺部活で忙しいしさぁ。」

「はいはい。でも、侠と同じ部活の雛吹君は、毎日頑張って部活でてるけど勉強しっかりして、テストでもいつも上位をキープしてるよねぇ!」

そうあたしがからかう用にいったら


「なに?もしかしておまえ雛吹のこと好きだったりして〜!!??」

…。

なにいってんのよこいつ。この鈍感男!!

「う〜ん。どうかなぁ?雛吹君ってカッコイイし、あたまいいし〜!理想的な人だよねぇ!」

と、いってみた。

あたしは望んでいた。
侠が少しでも落ち込んでくれることを。


「いいんじゃね?告ってみたら?あいつもおまえのこといいなっていってたし。まぁ頑張れ!!」

そういって侠は自分の席にむかった。