「僕、初めて見…」
蒼に続いて入って来た男の子の声は、あたしを見た途端ピタリと止まった。
…やっぱり、あの子だ!!
しかもしかも今喋ってたよね。…まぁ、あたしと目があったら固まっちゃったけど。
「…あ、の。こんにちはっ」
少し遠い距離から微笑んで言えば。数秒後、小さく頭を下げてきた。
そんな男の子にホッと胸を撫で下ろしてると、
それと同時に蒼はテーブルの横に座って後ろで戸惑ってる男の子に手招きをする。
「そんなとこいないで、こっち」
とんとんとテーブルを小突いて座るように呼ぶ蒼。
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