あいつ、意味わかんね。



「龍斗、華乃ちゃん追っ掛けなくていいのかよ?」


「うっせーな。大丈夫だろ、‥‥‥あいつもガキじゃねーんだし」


「龍斗、今日って‥」



───バタン!



「総長!」


「んだよ、

うっせーな‥」


「華乃さんが‥」


「なんだよ」



華乃を探しにいかせた下っぱが、騒々しく帰ってきた。


そいつらは青い表情をしていて‥



「なにがあったんだよ?!」



悪い予感がした。