「勝手に‥っ‥居なくなってんじゃねーよ‥」



私を抱き締めながら、弱々しく言い放つ藤宮くん。


そんな彼の体は微かに震えていた。



あぁ、私が彼をこんなに不安にさせちゃったのか。



“ごめんね”



そう心の中で呟いた私は、安心させるように、抱き締める手に力を込めた。



7日間。

片時も藤宮くんと離れたくない。


なんて、本気で考える私は、脳みそまで子供になっちゃったのかもしれない。