『お帰り、まお。隼人くん
お迎えありがとね〜』


「ママ〜ただいま!」


まおは私に抱きつく。

「今日、まおちゃんお絵描き
したんだよね〜?」

優しい顔で隼人くんがまおに
話しかける。


『そうなの?見せて?』


「うん!ほら、これがママで、
まおとモカだよぉ」


『上手に描けたね〜
すごいじゃん、まお。天才!』


まおのうれしそうな顔見てると
幸せで胸がいっぱいになる。


「愛美さん、今日どうだった?」


隼人くんが早速聞いてきた。

『あぁ、途中抜けちゃったから
わかんないの。』


「え?なんで?」


『あ、えっ、Ryuseyさんに
戻っていいって言われちゃって…』


「へぇ、そうなんだ。」


隼人くんは不思議そうな顔を
したけど、それ以上は
聞かなかった。


――…よかった。


しばらく隼人くんはまおと
遊んでくれ、部屋に帰って
いった。


その日の夜、まおが熱を出して
しまった。