“彼女作る会”(笑)の会場には
Ryuseyがすでに着ていて
スタッフと話をしていた。

中はまぁこのヤカタにしては
少しは明るく、DJブースやら
ダーツ、ビリヤードが
置かれていて、テーブルは
20くらい、ステージには
怪しいソファーが置いてある。

(まぁあそこにキザっぽく
やつが座るんだろうな。)

つまんなそーな会だ。

スタッフと打ち合わせを
していると、ホールの扉が勢い
良く開いた。


昼間だからか、その人の後ろから
光が射し込み後光がさしている
ようだった。

目が慣れて、見るとRyusey
のバンドのメンバーでギター
をやってるAOIだった。

――…うっ、テレビで見るより
オーラすごい。

Ryuseyもかなり整っている
けど、AOIはちょっと違った
感じの男前だ。

チャラチャラした感じというか
ホストっぽい印象の茶色い髪で
細身の黒スーツでワイシャツの
胸元はざっくり開いて、
シルバーの高そうなネックレスが
光っている。

顔立ちは、Ryuseyが
少女マンガの美形男顔とは
違い、彫り深めの洋風顔(笑)

ワイルドな印象。

チャラチャラした雰囲気に対して
目力がスゴい。

目からビーム出てるな、
なんかちょっとしたビルなら
倒せるな。

と、くだらないこと言ってないで
仕事しよっ


と、思った瞬間、
足音に気付いて振りかえると
AOIが立っていた。