家政婦を募集して1ヶ月。
来るのは、金に目が眩んだ
おばちゃんか、くるなり俺を見て
大興奮して、とても仕事には
ならなそうな子ばかり。


メイドのいさかいが絶えず、
ほとほと困っていた。

彼女達は俺の部屋に来ては
仲間のメイドの悪口を言いまく
って、うるさくて仕方ない。


正直最初は我慢したさ、この俺様が、だぞ?

選んだんだから仕方ないと。


でも、さすがに疲れたので、まぁ
せいぜい彼女にしてあげて
家政婦雇えば話は早いと思った
わけだ。


しかし、なかなか難しかった。


さらに1ヶ月たち、俺自身も
そのことを忘れていた頃、
加藤が面接の話を持ってきた。


『あ〜、家政婦ね。
で、今回はどんな子?』


「はい、僕の知り合いの友達
なんですけど、最近離婚されて
子供さんがいて大変みたい
なんですけど、どうでしょうか。」


『別に、子供いてもいいよ。
年は?』

「30です。だからまた
Ryuseyさんをみたら
キャーキャー言って仕事には
ならないかも…」


『ん〜まぁとりあえず面接だけ
するか。お母さんってことは家事
もできるだろうし。』


そういって特に期待せず面接の
日を迎えた。