視線と視線がぶつかる


「朝野はお前しか見てねぇよ。聞いたら泣くぞ」






「でしょうね。だからこそ先輩にお願いしたいんです。ひかりの性格(こと)わかっている先輩に」

フー



肺の中の空気を吐き出すような深いため息






「わかったよ。やれるだけやってみるさ」





「ありがとうございます。ひかりには幸せになって欲しいから」