ジリジリと照りつく夏の太陽


「あつ」

終業式を終えた私は純也のいる病院へと向かっていた


あの後意識を取り戻した純也は今も入院している


「純也。具合どう?」


扉をあけベッドの上で本を読んでいた純也に声をかける



「ひかり。何かあった?」


入るなりその一言



やっぱり私顔にでやすいの?



「何もないけど。えーっと。これクラスのみんなから」


夏休みの課題と共に預かった寄せ書きを渡す。