制限時間はあと5分

ローファーを履いて

行ってきまーす


勢いよく飛び出した



家の前まで着くと

いつも通りにベルを

鳴らさず扉を開ける

「純也。ごめん」

息を整えながら

中に声をかける


「ひかりちゃん。おはよう。いつもありがとう」