「お疲れ様。そろそろ終わるか。暗くなったし送ってく」

他のメンバーはとうに帰っており生徒会室には二人だけが残っていた。

「でも」

「大丈夫。下心なしだから。何かあったら大変だし」
「乗って」

「本当に大丈夫ですから。正反対なのに申し訳ないです」

「良いから」

半ば強引に腕を掴まれ自転車の後ろに座らさせられた

「しっかり掴まっていて」

そう言うと会長はペダルをこぎ始めた。




広い背中、無駄なく引き締められた身体(からだ)



熱が伝わってくる



純也とは全然違う


男らしいのは会長の方




でもドキドキしない