喧嘩の仲裁がすみ、ホッとしている間もなく、中間考査が迫ってきた。

「純也~。物理助けて~」


「またー?たく、但しこれ」

渡されたのは英語の教科書


「わかりました」




実は私小4から中2の終わりまでアメリカにいたんです。


でもって両親は今イギリスだったりする


「純也。体調大丈夫?」

梅雨が近づくこの時期、純也の調子はよくない。



「大丈夫。人の体より自分のテストの心配しろ」


良いじゃん。好きなんだから。

でも心とウラハラに素直になれない態度

「あ、そ。ならここ教えてくださいー」

力学の問題。こんなのが好きなんて信じられない。頭ん中どうなってるのよ。