『おはよう朝だよ~』


耳元でそんな音がする。


うるさいと思いながらも音がする場所へと手をのばす。

だんだんと頭の靄がとれてハッとなる。



「やばっもう8時じゃん…」



なんとか進級できて今日から高校2年生になったというのに

もう少し起きるのが遅かったら早くも私と先生の信頼関係が崩れるところだったよ…



軽く学校仕様のメイクをして
メロンパンを片手に急いで学校へと向かった。