日曜日の朝 あまり眠れなかった二人はキッチンで眠気覚ましのコーヒーを啜っていた 「お父さんは知ってるよね」 「ああ」 ♪~ 早朝の静かなリビングに電話のコール音が鳴り響く こんなに早く誰? 「はい。畑です」 長い沈黙の後 通話口を押さえてお兄ちゃんが叫んだ 「りんご、テレビつけろ」