この想いに気づいたのはいくつのときだっただろうか。

舞子の少女への成長に理性は常にぎりぎりだった。愛してる、

そんな言葉では言い表せないくらい存在(もの)。こんな自分にあきれてしまう。椅子に座ったまま、大きく伸びをした。

人気のない建物、くせのある足音が部屋の主の帰りを告げる。


携帯を閉じ、そっと口付けをすると、優太はまたパソコンに向かった。