そんなことを思いながら
最後の授業が終わった。

帰る準備をしてから
みんなが帰って行く。

『さ、莉乃。』

『い、今?!』

『今じゃなきゃいつ??』

う…

「加瀬くん、莉乃が
話があるって。」

「優衣っ!!」

『がんばって』

優衣がいう。

窓の外を見ていた
加瀬くんがこっちを
見ていた。

「あ、あの…加瀬くん」

「んぁ??」



……

………

言い出せない…