「どうしたの?
もう仕事終わったの?」


「んー?
酔いすぎっだって言われて帰されたあ」


「大変・・・・・・。
とにかく部屋に行こう、ね?」


「ダーメ!!送っていくの!」


新君はプッと頬を膨らまして、私の手をキュっと握る。

か、可愛いっ!・・・ってそんなこと思ってる場合じゃなくてっ!


「だけど、新君っ!」


新君は止める私を関係なしに引っ張る。


「いたっ」


痛めた足がズキンと痛む。


「あ、そっか・・・はい」


新君がしゃがみ込み、私に背中を向けた。