「あぁ……、何着てくかなぁ…」 ウチは、見た目も性格も男っぽいから服も男物ばっかり。 「まぁいいや、適当適当」 素早く着替えて朝御飯を食べた。 「そろそろ行くかな……」 ふと時計を見ると、9時50分を示していた。 「いってきまぁす」 まだ寝ている兄貴に伝えて自転車に股がった。 「連チャン、藍、翔、大介、おはよう」 「まどか〜、おはよう! 」 藍が元気よく挨拶をしてきた。 「おっ、巨体」 「おせーよ」 連チャンと大介は返事を返してくれた。 翔は……、シカトかよ! ひでぇ……。