後ろから声をかけてきたのは20代前半くらいの女

茶色の髪を後ろで1つに束ねていて服装は白の無地のワンピース

どこかお嬢様のような雰囲気が漂う可愛らしい顔立ちだ


「歓迎ありがとうございます」


一応言葉は返しておく


「そんなに硬くならなくていいのよ?皆があなたの事を待っていたわ」


「・・・・・・」


「私は佐藤歌音。あなたが入る寮のあらゆることを任されている者よ」


「よろしくお願いします」


「さぁこっちよ」


真奈美は彼女の後をついていった

校舎の奥に2つの大きな建物が見える

完全に校舎とは離れているようだ

その奥に体育館と講堂、道場、噴水のある広場、ホテルのような外観の2つの建物