天然彼女の愛し方(完全版)





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『…良かったの?美紗緒』

「…だって、あんな顔されたら私なんて無理に決まってるじゃない」




隣にいるのは
どこまでもお人よしなこの男

何で私なんかに構うのよ
好きな男を縛り付けてまでおきながら失敗した惨めな女なんかに

何で…


『…泣いていいよ、美紗緒』



頭の上に乗ったのは
私よりか大きな暖かい手




「零夜…」



私はしっかり泣いた



零夜も春華ちゃんが好きだったはずなのに…

私と同じで、苦しいはずなのに…



『甘えなよ、美紗緒だって女の子なんだから』


『春華ちゃんは甘えてくれなかったなー』なんて冗談で言っているから
気分が少し軽くなった




抱きしめられているのは

どこまでもお人よしなこの男





だけどいないよりかは




まあ、ちょっとはましかもしれない…