_______
_________...
『…良かったの?美紗緒』
「…だって、あんな顔されたら私なんて無理に決まってるじゃない」
隣にいるのは
どこまでもお人よしなこの男
何で私なんかに構うのよ
好きな男を縛り付けてまでおきながら失敗した惨めな女なんかに
何で…
『…泣いていいよ、美紗緒』
頭の上に乗ったのは
私よりか大きな暖かい手
「零夜…」
私はしっかり泣いた
零夜も春華ちゃんが好きだったはずなのに…
私と同じで、苦しいはずなのに…
『甘えなよ、美紗緒だって女の子なんだから』
『春華ちゃんは甘えてくれなかったなー』なんて冗談で言っているから
気分が少し軽くなった
抱きしめられているのは
どこまでもお人よしなこの男
だけどいないよりかは
まあ、ちょっとはましかもしれない…



