「その…手、を繋ぎたいなって…」
最後のほうは声が小さくなって
十分に聞き取れなかったと思う
それでも…
『ほら』
…廉君には通じたようです
少しほどほっぺたが赤いのは
気のせいかな?
「ありがとうございます!」
廉君は私の左手を掴むと
属に言う恋人繋ぎと言うものをして
パーカーのポケットに自分の手と一緒に突っ込んだ
え!?
いや…廉君
私ここまでは望んでいませんよ!
もう顔は沸騰寸前
恐る恐る見上げると
面白そうに口角をくいっと上げているいつもの余裕綽々な笑顔
『…なんだよ、春華が望んだことだろ?』
「…は、恥ずかしい」
いつも
廉君のほうが一枚上手
どきどきさせられるのは
私のほう



