『春華、悪いけど明日は送ってやれない
用事が出来たんだ』
突然変えられた話題
「え!?…は、はい」
なんでしょう
すごく気になる…
けれど
そんなうかつには聞けないような空気
無言で歩く私たち
少し前を廉君が歩いていて
私はなんとなく廉君の手に目線がいってしまう
…手、繋ぎたいな
目線が行く一番の理由はそれだ
「廉君…」
『ん?どうした?』
ドキッ
目と目が合う
もうそれだけで私の顔は茹で上がってしまう
「その…えっと、その…」
こんなお願いって…
迷惑じゃないかな
嫌じゃないかな
『…早く言えよ』
廉はちょっとイラッとしているのが空気で分かる



