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「あ、やっぱりあった」
ぺらぺらっとページをめくったら
お目当てのものがひょこっと顔を出した
それをポケットに入れて
壁にかかっている時間を見てみる
…まだ
終わるまで1時間はかかりそうだ
「…早く教室戻ろっと」
ちょっと暗くて怖かったから
鼻歌を歌いながら小走りで教室に戻ろうとした
だって
ただでさえ人気のないところにある図書室だよ
お化けはイヤ~!
「ひぇ~ん!…」
バタバタと階段を上って廊下を走って
その瞬間
グイッ
「ひゃっ!」
バタン
「ちょっ…何するっ…ふっ…」
突然引っ張られて視界が暗くなり
ハンカチを口元に当てられたところまでは記憶があった
…すべては
その一瞬の出来事だった



