『俺今から制服に着替えるし、濡れたもん着てるの嫌だろ』
確かに…
厚手のカーディガンにまで水は吸い込まれていて
いまや下のブラウスまでも侵食しようとしてる
スカートは多少濡れてても何とか大丈夫だけど…
春華は廉の好意に甘える事にして小さく頷いた
『…早く着替えて来い』
廉はそんな春華の頭をぽんと優しく叩いた
そんな廉の行動に、春華は安心しきった笑みを浮かべる
…自信なんてなくったって
君に守られているという証拠がここにはあった
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