その時 急に視界が何かに遮られた 「うわっ」 『ホント手がかかる…』 頭の上から被せられて顔全体をタオルに覆われた 廉はそのままわしゃわしゃと春華の頭を拭いていく そうか さっき体を離したのはタオルを取るため… 良かった 廉君に嫌われたのかと思った 春華の口元はしだいに綻んでいく 「えへ、えへへ…」 『何笑ってんだよ』 口調はぶっきらぼうでも どこまでも優しい