天然彼女の愛し方(完全版)




ドンッ


冷たい床に尻餅をついたら
上から罵声が降ってきた



『いいかげんさぁ、廉様解放してくんない!?』

『廉様はあんただけの物じゃないんですけど』

『あんたにつき合わされてる廉様が可哀想よ!』




あ、ありえない…

こんなにベタにリンチされるなんて…




今は体育倉庫の中

放課後にこんな所に人は全く来ない



どうしよう…

人が多すぎて逃げられない



それに

『今すぐここで廉様解放しなさいよ』

『そーよ、さっさと別れちゃってよ』



この人たちが言ってる事にも
一理あると思ってしまうから


…何もいえない




春華はずっと俯いたまま何も言わなかった




それを拒否だと受け取った周りの人は散々春華を罵った



『あんたなんかが廉様に認められるわけないでしょ!』

『自分の力量を考えなさいよ』

『可愛くもないのに彼女面してるって…惨めね~!』


『『キャハハハ…チョーウケル!』』


『馬鹿は風邪引かないって言うもんね~ちょっと証明して見せてよ!』



バシャッ

最後に春華に水をかけて女の子たちは去っていった