『春華、相手はあの斉藤廉だよ!誰もがあわよくば私が彼女でうふふふふ♪
…ってな事思ってたのに(私は微塵も思ってないけど)突然現れた得体の知れないあんたに掻っ攫われていったんだよ!?
そうなればそのラッキーガールは誰だとか噂が広まって嫉妬や嫌悪の嵐じゃない!噂話はその始まりにすぎないのよ!分かる!?』
優香は春華に向かってすごい迫力でまくし立てる
…その光景を見ている教室の人たちが多少引き気味になっていたのが2人には見えていなかったようだが…
「…あ、あのヒソヒソは私に向かってのものだったと言うこと?」
『そういう事!…よく今まで気づかなかったね』
あんたは大物だよ
と言いながら優香はため息をつく
そんな事言われても…
普通はヒソヒソされてるのが自分だとは思わないよ?
だけど
私が知らない人が私のことを知ってるってのは
ちょっと気持ち悪いことだね…
そこまで考えて
私はふと思った



