事実が分かれば
自然とにやけてくる口元
春華には今まで彼氏が出来たことは一度もない
だからさっきのが春華にとってのファーストキス
「私…ファーストキスが廉君でよかったです!」
幸せいっぱい、胸いっぱい
嬉しそうな春華の顔
『え、お前今のがファーストキス?…ってことはその先は経験なしなんだ?』
さっきの甘い雰囲気から一転
そんな姿を見せられたら…と
いつもの廉が姿を現した
「へ?」
『俺と付き合うってことは、その先も覚悟しとけよ』
廉の甘い囁きに
「…?(どういう意味)」
それが分からなかった春華
この2人が甘い関係になるには
もう少し時間が必要みたいです