天然彼女の愛し方(完全版)




「大…好きです…廉君
他の女の子のとこなんか…行かないで…」



思えば
廉君に私『好き』と言われていないような気がするんだ



やっぱり

廉君にとって私は
どうでもいい存在だったんだね…





『それで、悩んでた?』




すぐ近くから聞こえる


…愛しい人の声



「えっ!…れ、れれ廉君…いつからここに…」


驚きで
涙なんか止まってしまった


春華の横には幻覚などではなく
ベッドに浅く腰掛ける廉がいた



『最初から、俺保健室出て行ってないから』


そう言って
フッと笑う廉君



だ、だまされました…