思っても見なかった反撃に
廉は一瞬動きを止めた
「…廉君は、時々失礼です」
実は、昨日久しぶりに体重計に乗ったら2キロ増えていたと言う
なんともタイミングが悪い時に
廉に追い討ちをかけられたのだ
『はぁ?別にそこまで太ってるわけじゃなくね?』
「“そこまで”!?」
言い換えると“少しぽっちゃり”となる廉の言葉のアヤに食いつく春華
確かに、確かに優香ちゃんみたいに細くは無いけれど
それでも…最近は体育頑張ってるのに!
『どうせ太ってようが痩せてようが変わんねーんだから』
「な…」
それは、元がダメだからどうしようもないってこと!?
分かってはいるんですけど
廉君に言われるとものすごくダメージが…
「……ないで…」
『あ?』
「これから私に話しかけないでくださいっ!」
廉は何を言っているのか分からずきょとんとしていたが
意味が分かると、顔を不機嫌なものへと変化させた
『は?何そんな怒ってんだよ』
「その理由が分かるまで絶対廉君とは話しません!
帰りも一人で帰ってくださいっ!」
その時丁度バスケ部員に廉が呼ばれ
無視をする春華を置いたまま教室を出て行った
そしてその言葉通り
春華は廉より先に帰り、次の日もその次の日も
廉と会話をすることはなかった



