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昼休み
『なんかあんたら楽しそうだね』
えへへーと笑いながら
春華は机の上においてあるおやつへと手を伸ばした
「あのね…同じクラスなのがこんなに嬉しいって思わなかった」
彼氏って響きはまだくすぐったくて、慣れないけれど
心の奥がほわぁってあったかくなって
「私、廉君の彼女でよかったなって…」
はにかみながら春華は最後の一つとなったクッキーへと手を伸ばす…
パクッ
「あ…」
口に運ぼうとしたそれは
手首を掴まれてそのまま春華の横へと持っていかれて
『ん…思ったより美味い』
そのまま
廉の口の中へと消えていった
春華の頭の中では
自分に食べられたがっていた
チョコチップとナッツが入った美味しそうなクッキーがぐるぐると踊っていた
「あー!!廉君の馬鹿ぁ!」
突然大声を出して立ち上がった春華に
廉と優香は少しぎょっとした
「最後の一個だったのに!」
『そんなに食うと太るぞ』
廉の方はそれでも頭を撫でてやると春華の機嫌が良くなるのを知っていたので
頭に手をやろうとしたら
パシッ、と
その手をはたかれた



