『なんか欲しいもんあるか?』
「え?…えー」
欲しいもの…
うーん
「廉君が欲しいです」
ギュッと廉君の学ランの袖を掴んで目を見て言うと
何故かフッと顔をそらされた
え!っと思ってたら
視界が急に真っ暗になった
廉君に両目を塞がれたからだ
『あー…無意識天然って怖い』
そんな言葉と共に
ため息が頭上に落ちてきた
『飼いならされてんのはどっちかねぇ…』
優香は頬杖を付きながら
お惚気カポーに半ば呆れていた
余談だが
この日の2人を見て
春華に告白するものはその後いなかったとか
廉の威嚇は男子には効果覿面だったようだ



