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「ふふっ…」
『春華何ニヤけてんの?
旦那とのラブいプリでも見てんの?』
「っそ、そんなの撮った事無いもん!」
プクッと頬を膨らませて優香に反抗する春華は
チラッと前を見てから顔を赤くさせた
春華の斜め前の席には
…2年のクラス替えで同じクラスになった廉が
同じバスケ部の人と談笑していた
「…廉君に聞こえてたらどうしよう」
『あの様子じゃ聞こえて無いって
…それより、念願の同じクラスはどうでございますか、奥様?』
ニヤニヤニヤニヤ
からかう気満々の優香はこの際無視して
今年は遅い桜が
つぼみを膨らませる頃
春華たちは
無事、2年生に進級しました
「優香ちゃんなんか嫌いになってやる…!」
『やーん!春華照れてる~!
何想像したの~?』
ツンツンほっぺたをつついてくる優香を
ほんのり赤く染まった頬で睨んでいると
不意に
後ろから慣れ親しんだ匂いに包まれた
『あんまし苛めんなよ』
『へいへい、だんな様っと』
密着してるから声が私の身体の中で響いているみたい
後ろから抱きしめられていて、顔は見えないはずなのに
今の廉の顔が春華には想像できてしまう



