天然彼女の愛し方(完全版)




…カーテンを開けたのは
廉君でした



今一番廉君にはこんな姿見られたくないのに…




春華は廉を見ていることが出来なくなって
目線を自分の手元にまで落とした


廉は春華に近づいて…




ギュ


優しく頭から包み込むように抱き寄せた




『…大丈夫
何か今日おかしい』


文的には疑問系なんだろうけど
声に抑揚がない


だけどこれは
私にだけ向けて言われた言葉

今の私はそれだけでも心がキュゥってなる




廉君に抱きしめられる

その体温が
その声が心地よくて


夢を見そうになってしまいます…




この夢は

幻なのに…




嬉しいのに

涙があふれ出して止まらない…