春華の方も、顔は真っ赤なのだが
目線はシュンと下に下がって
自分の胸を手で持ちながら見ている
(Gカップには程遠い…)
やっぱり廉君も
その…なんというか、スタイルがいい人のほうが
さわ、触りたいとか思いますよね
そういうことを自分で心の中で思ってるだけでも恥ずかしかったのか
春華は顔をさらに真っ赤にさせてぶんぶんと振り払うように首を横に振った
『こ、これはだな…その…』
「・・・・・・」
『…えっと』
「・・・・・・」
無言
別に春華はアハーン(ハート)なDVDを廉が持っていたことに怒っている訳ではない
どちらかと言うと
『男子はそういう物を見るもんだ』という思い込みの方が強い
でも廉は、黙っていることを無言の怒りとみなしたのか
他の人が見たらいつもの廉を思い出せないぐらいあせっている
そして春華はそれに気づかずに一人で落ち込んでいる
…第三者的には一種の漫才を見ているような気分である



