『不安に思わなくても
俺には春華しか見えてないから
春華の思う以上に
俺は想ってると思うよ』
まるで言葉遊びのような
つたないけれど気持ちは十分に伝わってくる不思議な言葉たち
遠いと感じていたものが
こんなにも近くにある
「感謝しないといけませんね…」
『…何に?』
「まあ、いろいろと」
天然彼女の助け方
(優しい彼女が泣き言を言うのはただ一人)
…余談…
『うぉっ!これミサンガじゃん!しかも手作りっぽい!
…でもなんで自転車の鍵についてんだよ』
『颯太、人には人の事情があるん…「わー!廉君っ!外してください~!」