天然彼女の愛し方(完全版)




馴れ合いのような関係にはなりたくないけれど


どこか安心しあえる関係でありたい




『じゃあ、今日はもう帰ろうか
着替えておいで』



廉は春華のおでこにキスを落とすと
腕の力を緩めた



「…ありがと、廉君」

『どういたしまして』



少しずつ
理解していけばいい


まだ始まったばかりなんだから
分からないことだらけでもいいじゃないか


一歩一歩
ゆっくりと進んでいこう





________...



春華が着替えに行った間


『さてと』


廉は黒い笑顔を浮かべながら、今まで忘れ去られていた部員達へと顔を向けた


『ここまでやったんだからもう俺らには関わらないって
今、宣言してくれる?』


この場にいるものなら全員が思っただろう




これはお願いではない、脅迫だ…と




『あ…ああ、約束しよう』


部長らしき人物が迫力に押されて思わず頷いた