女の答えを聞いた瞬間
俺は走り出していた
『おい!ちょっと待てよ廉!』
颯太の声が追いかけるように聞こえてきたが
返事もせずに人をよけて走っていった
第2理科室なんて…普段の授業でも使われない場所で、いつもは鍵がかかっている
そこの鍵を持っていて自由に使えるとすると…
「科学研究部か…」
あの部活は男ばっかりで
少し(…いや、かなり)オタク要素の入った集団ばかりだと言うのを聞いている
その部活に俺の友達は入って無いし
俺自身まったく興味も無かった
第2理科室は鍵がかかっていなかったので
壊れるかと思うぐらい勢いよくドアを開けた



