『え…本気で廉の彼女?』
『だから先輩近づかないでくださいね
変態がうつります』
『おい!…それはいいとして
彼女ちゃん名前は?』
ニコニコ
何が楽しいのか分からないけれど
笑顔で聞いてくる先輩
「き、桐生春華です…」
なんだかさっきの人と別人かってぐらいニコニコしているから怖くなって
自己紹介は小さな声になってしまった
『へぇ~、大変だねぇ廉なんかに気に入られて』
『こいつの名前「先輩」でいいから
本当の名前なんか間違っても呼ぶなよ』
『なんでやねん!…ま、女の子の後輩から「先輩」って呼ばれるの萌えるからいいけどね』
『なんでやねん!って、マーシー先輩生まれも育ちも関西じゃないでしょ
しかも女の子の前で萌えるなんて単語出したら引かれますよ』
今まで蚊帳の外だった颯太君がウキャウキャ笑いながら会話に入ってくる
…なんかそんなに面白いことあったっけな?
グィッ
って
あれれ?
『じゃ、行くか』
「えっ!?」
まだ準備があるんじゃぁ…
引っ張られながらもそういうと
『アホに任せとけば良いから』
と言って、さらにスピードを上げた
アホって
どっちの事言ってるんだろう?
…意外と毒舌な考えを持つ春華をつれて
廉は体育館の外へと足を進めた



