「ねぇ!いつ始まるの?」
春華は目をキラキラキラキラ
これいじょうないってぐらい輝かせながら優香に目線を向ける
『さぁ?まだじゃない?
…時間あると思うから斉藤廉に会ってきなよ』
試合前なのに
会えるのかな?
…会えたら
渡したいものがあったんだけどな
私はポケットの中に忍ばせたそれをギュッと握り締める
「優香ちゃんは…?」
もちろん着いてきてくれるんだよね?
『私はここで荷物番しとくから
せっかく場所とったのに取られたら見れなくなるっしょ?』
…と、いうことは
『一人でいってらっしゃい』
たまに
ほんのたまーに
優香ちゃんを残酷だと感じる私って
友達失格でしょうか…?
「…いってきます」



