・・・・・・
…なんか
あったかい?
体全体って意味じゃなくて
ほんの一部、しかも右手首だけ
まるで…誰かに掴まれているような…
そこで
俺の意識は覚醒した
そしてそのとたん
目の前に広がった光景に驚いて後ずさった
ゴンッ
その拍子に、壁に頭を思いっきりぶつけてしまう
「…っ」
地味に痛い
ジンジンと痺れる頭をさすりながら
俺は目の前にあるものをもう一度見る
さっき
俺の目と鼻の先には
すやすやと眠る春華の顔があった
そして今
ベッドの隅で小さく丸まって
俺の右手首を掴んだまま眠っている
メニュー